未経験からレジュフラワー教室を開業するまでの道のり
レジュフラワー教室を開きたいと思っても、資格をどう取ればいいのか、いくら準備すればいいのか、値段はどう決めればいいのか、最初は分からないことばかりです。この記事では、日本レジュフラワー協会の公式情報をもとに、未経験から教室を開業するまでに必要な準備を順番に整理しました。
レジュフラワー教室を開くには認定講師資格が必要
日本レジュフラワー協会の教室を名乗ってレッスンを行うには、認定講師資格を取得する必要があります。協会の認定講座には、アクセサリーベーシック認定講師資格講座、スマホケース認定講師資格講座、クリスタルインテリア認定講座の3種類があります。前者2つはUVレジンのレジュレを使うアクセサリー系の講座で、クリスタルインテリア認定講座はエポキシレジンのレジュレクリスタルを使うインテリア小物系の講座です。
教えられる範囲は、取得した資格に対応する講座に限られます。ベーシック講座の資格だけでは、スマホケースのレッスンを開くことはできません。教室で扱いたい作品の種類に合わせて、講座を選ぶ必要があります。
どの講座を選んでも、講座を修了しただけでは教室を開けません。教室を開くには、別途、講師講習を受講する必要があります。講師講習は90分から120分のセミナーで、料金は3,500円です。初めてレッスンをする人がどう進めればよいかを、初心に返って考える内容になっています。講師講習は、認定資格を受講してから2年以内に受ける必要があり、2年を過ぎると再度認定資格を受講し直すことになります。
講師講習を受講したあとは、受講日から2か月以内に3名以上へデモレッスンを実施します。デモレッスンの様子は、レッスンの写真・受講した生徒の作品・生徒の感想・自身の感想としてまとめ、Googleフォームの審査表で提出します。この審査を経て、初めて教室を開ける状態になります。
開業にかかる初期費用
初期費用の中心は、講座の受講料と教材費です。
アクセサリーベーシック認定講師資格講座は、通学が91,000円、税込では100,100円です。オンライン受講の場合は101,000円、税込111,100円になります。全6作品を約12.5時間かけて制作するカリキュラムで、講座にはUVランプと、協会オリジナルのUVレジンであるレジュレ25g、2本を含む道具14点がセットになっています。
スマホケース認定講師資格講座は、通学が71,000円、税込78,100円です。オンライン受講の場合は81,000円、税込89,100円になります。全4作品を約10時間で制作します。レジュレや専用の筆などが入った基本教材が別途必要ですが、UVランプはこの講座の教材には含まれません。
クリスタルインテリア認定講座は、定価88,000円、税込96,800円です。3時間ずつ3日間、合計9時間のレッスンで4つのカリキュラムを学びます。オンライン完結の資格で、協会オリジナルのエポキシレジンであるレジュレクリスタルを使います。
どの講座も、年会費3,000円、税込3,300円と、教室を開くために必要な講師講習費3,500円、税込3,850円が別にかかります。認定講師になったあとは、一部除外品を除き、教材を定価の70%で購入できるようになります。講師講習を受けていない場合や、認定講師でない場合は、教材は定価での購入になります。
レッスン価格は自分で決められる
レッスンやワークショップの料金について、協会は特に定めを設けていません。イベントで開催する場合は、主催者や会場のオーナーと相談して決める形になっています。つまり、教室のレッスン料金は、認定講師それぞれの判断に委ねられています。
価格を決めるときは、材料費と自分の技術料を分けて考えることが目安になります。価格を安く設定しすぎると、材料費で利益がほとんど残らないという事態にもなりかねません。逆に高すぎれば、未経験からの開業初期には受講者が集まりにくくなります。まずは協会の講座料金や、近隣の同業種の教室の相場を参考にしながら、自分の教室の位置づけに合わせて決めていくことになります。
レジュフラワー教室は自宅からでも開ける
教室を開く場所は、専用の物件を借りなければならないわけではありません。日本レジュフラワー協会代表の三上美幸自身、教室を始めた当初は自宅の一室を使っていました。場所に悩んでいた三上美幸に対し、夫からはこう返ってきたと振り返っています。
「うちでお教室やったらいいじゃん」「ただし、俺がいない日だけ。休日は休みたいから平日だけだからね」三上美幸ブログ 2017年9月23日
まとまった開業資金が無くても、家族の理解を得て自宅の空いている時間を使うことで、コストをかけずに教室を始められます。知人のサロンや店舗の定休日を借りるという選択肢もあります。専用の教室を借りるかどうかは、受講者数が増えてから検討しても遅くありません。
レジュフラワーという名称を使うための条件
レジュフラワーは商標登録されている名称です。該当の認定講座の資格を取得していない場合、レジュフラワーの名称を使うことはできません。教室の看板やレッスンの告知にレジュフラワーという名前を使いたい場合は、対応する認定講師資格を取得していることが前提になります。
未成年の場合にも条件があります。18歳未満は、認定講座を開講することができません。受講そのものは可能ですが、教室を開いて教える立場になるには18歳以上である必要があります。
未経験からの教室開業についてよくある疑問
認定講師資格が無いと教室は開けませんか?
レジュフラワーの名称を使った教室として運営するには、認定講師資格の取得が前提になります。講座の受講、講師講習の受講、デモレッスンの実施という順番を踏む必要があります。
レッスン料金はいくらにすればよいですか?
協会はレッスン料金を指定していません。材料費と技術料を分けて考え、協会の講座料金や近隣の相場を参考にしながら、自分で価格を決めることになります。
1つの資格でどこまで教えられますか?
取得した資格に対応する講座のみ教えられます。ベーシック講座の資格だけではスマホケースのレッスンはできず、教えたい作品の種類に応じて講座を選ぶ必要があります。
準備を一つずつ整えれば、未経験からでも教室は開ける
未経験からレジュフラワー教室を開業するために必要なのは、特別な才能ではなく、決まった順番で準備を整えることです。
- 認定講師資格の取得には、講座の受講・講師講習・デモレッスンの3段階がある
- 資格には3種類あり、教えられる範囲は取得した講座に限られる
- レッスン価格は協会が定めておらず、自分で決められる
- 教室は自宅からでも始められるが、レジュフラワーの名称使用には資格が前提になる
未経験からレジンアクセサリーの技術を学びたい人は、アクセサリーベーシック認定講師資格講座で、全6作品を約12.5時間で学ぶカリキュラムの中身を確認できます。平面の技術から始めたい人は、スマホケース認定講師資格講座も選べます。インテリア小物を作りたい人は、クリスタルインテリア認定講座がオンライン完結で受講できます。教室を開くまでの条件は、講師講習・デモレッスンのページで確認してください。まずは技術を体験してみたい人は、体験レッスンから始められます。


