ハンドメイドアクセサリーを販売価格決めるための4つのポイント
日本レジュフラワー協会の理事をさせていただき、認定講師さんもぞくぞくと巣立っていく中、
認定講師さんから質問されるのが「価格の決め方」です。
レジュフラワーの認定講師さんは、レジュフラワーのお教室をやるだけではなく、アクセサリーの販売を行う方も多いです。
ネット検索で
ハンドメイド アクセサリー 価格設定
などで調べると色んな方が価格の決め方について書いている記事を見つけることができます。
その中で一般的な価格の決め方として、
原価の3倍がハンドメイドアクセサリーの価格の決め方としていいんですよー
と書いてあります。
でもその価格の決め方で本当にいいの?
安すぎない?
と思う方も多いので、今回は4つのポイントを書かせていただきました。
アクセサリー販売価格は原価の3倍とは限らない。
実際に私もアクセサリーの販売を始めた頃はそれに習って、原価の3倍の価格で販売をしていました。
なので、原価が500円なら1,500円。原価が1,000円なら3,000円
でもこの価格の決め方だとハンドメイドを本業にしていくには、何個販売していかなきゃいけないんでしょう?
例えば自分がアクセサリーの販売で20万売り上げたいとします。
1,500円のアクセサリーを販売しているとしたら、月に134個販売しないと20万に到達することは出来ません。
では、134個作るにはどれくらいの時間がかかるんでしょう?
1個作るのにどれくらい時間がかかりますか?
時給換算してみるとパートやアルバイトをしている方が高い時給をもらってませんか?
自分の中のお客様ターゲットを決める
私が実際にやったことなのですが、自分のことをきちんと知ることが大切です。
自分がいくら稼ぎたいのか
どんな雰囲気の作品を出していくのか
誰に買ってもらいたいのか
きちんと自分がしたいことを知って、それに伴った価格をつけることが大切です。
ではさっきの月に20万稼ぎたいという話からそのまま例を交えて考えていってみましょう。
・どんな雰囲気の作品か
大人の女性が可愛さを忘れず、ピュアな気持ちを持ち続けいつだってお姫様に憧れて花びらみたいに可憐な雰囲気。
・誰に買ってもらいたいのか
30代以上の女性で、トレンドに惑わされず可愛さと高級感があるものが好きな人。
自分が「誰に」販売していこうとしているのか知るのはとっても重要になります。
ターゲットの購入単価・金額を考える
「誰に」というのは「ターゲット」です。
ここでターゲットを事細かに練りこんでいくのが大切です。
例えば、30代女性がターゲットと言っても、30代女性もいろんな人がいます。
A子さんは30代独身、おしゃれに興味がなく、ファッションにお金をかけることをしない女性
B子さんは30代独身、OLで会社にもいつもおしゃれをして通勤。ファッションが大好きで月に10万以上買い物をする女性
この2人だったら、ハンドメイドアクセサリーを購入する確率が高いのは、B子さんです。
こんな感じで事細かに自分のターゲットを決めると自分のターゲットの購入する金額が見えてきます。
商品とターゲットが見合ったものか
では、ターゲットが決まりました。
前回までのことを踏まえて話を進めていきます。
B子さんは30代独身、OLで会社にもいつもおしゃれをして通勤。ファッションが大好きで月に10万以上買い物をする女性
1着2万円前後の服を買う人だとします。
その2万円前後の服の品質やデザインはどうでしょう?
きっと肌触りがとてもよく、選択表示は手洗いのみ、1年使ったぐらいでは痛むことのない服でデザインも洗練された大人のクラシカルなデザイン。
では、そんなターゲットに購入してもらうためのハンドメイドアクセサリーってどんなものでしょう?
きっと同じような条件のものがほしくなると思います。
自分が決めたターゲットと商品が見合ったものでなければ、そのターゲットはお金は払ったりはしません。
ターゲットを決めたら、そのターゲットと商品が見合っているか。
自分のハンドメイドアクセサリーの技術はそこまで到達しているのか
では到達していないとしたらどうしたらいいのか考えてみましょう。
この4つのポイントを押さえ、販売するハンドメイドアクセサリーの最低価格を決めましょう!
参照元:P*ハンドメイドアクセサリー